防災セミナー 自助を進めよう

今日は建装工業さんの主催する防災セミナーに参加

マンションの管理組合に携わっているとマンション関連のこういう話が上がったりします


マンション防災対策強化の鍵は【自助】


それはそうだよねって思われる方も多いと思います。

しかし、マンション防災では共助が今進められているところですし、地域防災でも助け合いの強化っていうところで行政関係もアプローチしています。


発災直後、特に発災して数時間は混乱し人が集まることも連絡を取ることもできないことが想定されるので、やはり日頃から自分の身は自分で守る意識付けをすることが肝要です。

特に家の中の被災防止、いくつか新しい提案がありました。


①家具の転倒防止対策は家具の上部と下部に行うこと

動画だと上部のみに突っ張り棒を取り付けています、直下型地震になると地面から突き上げられる振動で上部と下部が両方揺れ動き、上下にズレが生まれて転倒するということでした。下部にも硬質ゴムやストッパーを噛ませることで上下を固定して転倒をほぼ完全に防ぐことができます。


②ガラス飛散防止対策をすること

これを実施していない家庭がものすごく多いです。一説にはこの策を講じている世帯は全体の7%程度…ほとんどまだ未対策の状態です。

しかし地震が起こる=ガラスが割れると結びつけておいていいです。足元がガラスまみれになると避難もできません。細かな破片が残っていたら後の生活にも危険を伴います。

あまり普及していないのは動画を見てもわかりますが、フィルムを貼るために準備するものが多いことと素人だとやっぱりフィルムとガラスのあいだにゴミや気泡が入ってイマイチになってしまうから。このあたりがもっとやりやすくなれば普及するのかもしれません。。。

とはいえ、これをするとしないで地震直後の家の安全度が段違いになるので是非挑戦してみてほしいです。


③簡単な消火具を用意しよう

消火器を準備して、あるいはマンションの中の消火器を探して…と考えると火災直後の動きが大変です。できるだけ速攻で室内のみで初期消火を完了させることが重要です。

そこで面白い商品があります。



エアゾール式簡易消火具

横浜市さんのページで使い方を紹介していたので引用しています。

細かい使い方は特に無く、消火器のように重たくないため子どもでも女性でも簡単に使うことができる商品です。液化CO2を使うため、キッチンが汚れず、のちの清掃を手軽にできるところでもメリットがあります。

使用期限が大体3年程度ですので消火器よりは短いですが、油火災やストーブの石油引火などにも対応できるため、是非家庭内に置いておき、初期消火を自分たちで進められるようにしてほしいです。


④携帯トイレのニオイ対策が重要

BOS防臭袋 という商品がでています。これはペットを飼っていたり、介護をしている家庭は身近かもしれません。


色々あります。これがあれば最悪携帯トイレがなくてもなんとかなります。ビニール袋に用を足して、その袋をBOS防臭袋に入れることで密閉でき、匂いも気にならなくなります。

この臭気問題は結構大きいですし、携帯トイレをたくさん確保するとかさ張るので、このあたりの代用の発想もあってよいのではないかと思います。


⑤ポリ袋調理を覚える


大阪市さんで紹介しているページがありましたので引用。

ポリ袋調理のメリットは一つの鍋で同時にいくつかのポリ袋を投入していくつかの調理ができることです。これさえあれば備蓄品があまりなくても、普段買っておいている米や小麦粉、パスタなどを一度に調理して少ないエネルギーでたくさん調理することができます。これをマスターできれば備蓄品はそんなに用意せず、普段使いしている缶詰や米、パスタなどを10日分くらい多めに買いながら消費していくことで、発災しても10日分の食料を確保できます。

ポリ袋は100度で溶けない、110度が融点のものを選びましょう(アイラップとか、湯煎調理専用の袋とか)でないと溶けてしまいます。



直下型地震が起きたら、揺れてから揺れ収まるまで身動きを取ることはできません。机の中に入ることさえも難しいです。(阪神・淡路大震災の映像を見たら人はしゃがむことしかできていませんでした)なので、揺れても人体に影響を与えない自宅の環境づくりを目指して自分を助ける防災を目指しましょう、ということでした。


ぜひこのあたりを啓発して、地震に強いまちづくりをしたいと思います。







あさうみ洋一郎 -芦屋みらい-

兵庫県芦屋市で日本維新の会の市議会議員として政治活動をしています。 ただいま33歳、10歳の娘と5歳の息子を子育てしながら活動しています!

0コメント

  • 1000 / 1000