維新の公約、社会保険料の見直しはとてもいいと思う

社会保険料の削減を訴えているのは維新だけ、しかしここにかなり課題意識を持っている議員は多いように思います。 なんで他の政党もこれを見直さないといけないって声を上げないんだろうって不思議があります。

市議会内の温度感はというと議事録やネット中継を見てもらえたらわかると思いますが、予算や決算で審査をするとき、ほとんどここに対して質疑は上がりません。手を上げるのは共産党さんくらいかなって感じです。

それは完全に国案件になるから市議会でどうこう言っても仕方ないよねって感覚があるからかなって思います。僕はそういう感じです。

けど後期高齢者医療やら介護保険やら医療福祉の分野は年々支出が上がっていて、皆さんの負担金額も増えていっているのですが、ゆくゆくは制度として成り立たなくなるんじゃないかと懸念しています、という危機感を持ってるところです。


今回は社保の見直しということでちょっと上の話とは違いますが、それでも中身の事情はさして変わりません。そして今回は維新は社保給付予算の138兆円のうち、6兆円の削減を目標にしています。

約4%の削減、ちょっとだけですね!改革って言っても本当にちょっと……。

と思っているのは僕以外にもいらっしゃると思いますが、このちょっとの削減から転換期にすすめてもっと大きな削減ができるのではないかと期待しています。


これまでこの社保予算が減額に向かったことはほぼありません、ずっと右肩上がりです。さすがにコロナ禍のときは爆上がりしたのでコロナ禍を終わりを迎えると一度減少はしましたが、イレギュラーなケースと考えられます。

一度削減の発想を得るとそこから着実にコストを抑える意識が芽生えるだろうと思っています。

OTC類似薬や70歳以上の後期高齢者医療制度の保険負担割合の変更の話はわかりやすいと思います。ので割愛。


他に電子カルテの整備やIT化、各方面の連携強化でコスト削減も図れると考えています。先日、僕自身も経験したことですが、総合病院とケアマネジャーとクリニック、デイサービスなどの連携連絡がとれていない…。ここの連携がとれていたら各方面無駄な時間を取ることもなかっただろうなって瞬間を度々感じた案件がありました。

今日も総合病院に行き現場を拝見しましたが、ずっとバタバタでたくさんスタッフがいるのにみんな心に余裕がないくらい大変に見えます。なのに親切。

現場の方には本当に助かっていますが、今の時代もっと上手くできるんじゃないかなって制度の問題を感じました。


さらに維新が考えている統治改革機構や道州制、僕は本当はここを押していきたいです。

医療においても、広域医療連携を更に進めることで各医療エリアのベッド管理がしやすくなったり、自宅診療が進められ、病床数の削減に繋がります。

例えば兵庫では関西広域連合があります。関西圏で協力していこうって団体です、医療に関しても広域で連携していく必要があり、関西広域連合で取りまとめをしているのですが、市立病院やら県立病院やら管理しているのはやはり個々の自治体で、自分たちが赤字を出さないために競争しているんですよね。だから自前で持つものの設備を簡単には削れず…。これは総務省の見解でも課題に上げられていた話で、綿密な調整が必要です。

道州制は、今の都道府県の上にもう一個取りまとめる首長を置きたいというイメージです。関西広域連合も議長をおいて頭一つ上げてはいるのですが、結局は一都道府県の代表であって、他の県知事と立場がそんなに変わらないです。もっと関西圏を俯瞰して全体の配置を考えられる立場や権限の人を据えることで広域でサービスを展開できる仕組みを作れるだろうと考えています。

スケールが大きすぎて僕一人でどうこうなるものじゃないです。。。


長く書きましたが、今回の維新の社会保険料の削減は質を取ったもので、他政党の消費税減税や給付金のようにインパクトがあるものではないですが、今解決しておかないといけない重要な課題だよということです。


今回はぜひとも維新にご期待を

そして兵庫は「よしひら敏孝」さんをお願いします。

あさうみ洋一郎 -芦屋みらい-

兵庫県芦屋市で日本維新の会の市議会議員として政治活動をしています。 ただいま33歳、10歳の娘と5歳の息子を子育てしながら活動しています!

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