芦屋市の10年後の財政
昨日、総務常任委員会にて、当局より令和2年版 長期財政収支見込みが出されました。
前年度の資料と比較すると歳入は前年より6億円増えているものの、歳出でも37億円増えており、トータルで前年度より-30億円と厳しい見解でした。
歳出の増額要因としては、大きなもので人件費(-19億円)、投資的経費(-27億円)
( )内は去年との比較した増額分です。
人件費については、今公開されている財政収支見込みを遡ってみても毎年増加しており、財政を圧迫する要因になっていることがよくわかります。
投資的経費もJR芦屋駅の南側再開発によって令和7年まで多くの支出が想定されています。
そして最終、基金残高と市債が出されました。以下の表になります↓↓
令和10年には芦屋市の貯金(基金)がマイナスに転換するということでした。
基金がマイナス転換するということもあって、今回は議論が活発でした。委員会の様子を見ていると、前年度より増えている人件費とJR芦屋駅の再開発について見直しについてもっと議論を進めるべきと伺えました。
市債の返還も533億円から320億円に減っています、この市債の返還を先延ばしにして基金積み立てに充てるという意見もありましたが、市債は返還期間があることと利子もあるので雪だるま式に借金を増やさないように継続的な返還が必要になります。
一方で基金がなくなると新規の市民サービスも起こせないですし、マイナスになるのであればむしろコストカットして支出を減らさなければいけません。極力市民サービスに影響を出さず行政内で対応できればと思います。
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