統一選に向けて芦屋で争点になりそうなこと

昨日は地方統一選挙の前半戦が終わり、政令市と県の選挙が終わりました。

芦屋では自民党と維新の一騎打ちでしたが、維新が約16,000票を頂き当選させていただくことができました。ありがとうございました。

ちなみに兵庫県にて、他の一騎打ちとなった選挙区は維新は全敗です。維新の勢力が大阪以外も伸びているといっても、いかに1人の枠で選んでいただくことが難しいかが分かります。

芦屋の維新候補、青山さとるさんは芦屋で10以上の市民活動を通じて市議会議員になられた方でもあり、2期8年議員を務めたところから知名度やこれまでの活動の評価でも上回っていたかと思います。維新への期待だけではやはり芦屋では勝てないだろうと思います。



さて次は後半戦、新人の方が新しい提案をしています。

これって大丈夫なの?って最近聞かれることが増えてきた項目について僕の考えを書いておきます。


・JR芦屋駅南側の再開発ってストップできるの?

これの話をよく聞かれます…。「再開発このまま進めてくれるなら応援できるんだけどなぁ」といった声も。

再開発の一部見直し、例えば公共用地部分(市が保有するスペース、図書館とか託児所とかに活用するかも)なら色々な検討の余地ありだと思います。

といっても400㎡だったか…そんなに大きくはないのでできることは限られます。

抜本的な見直しは無理…。

と思っています。いや市長なので予算を0にしたら無理やり止めることはできますが土地をもう売買する手続きに入っていますので、地権者が宙ぶらりん状態になり訴訟が起こります。もしこれを進めるならワンイシュー選挙、再開発反対一本での選挙戦にしてもよいくらいかなと思います。

ちなみに似た例は徳島市の再開発の白紙撤回。

このときは権利変換計画(芦屋でいうところの管理処分計画)を不認可にしたので市が賠償金をその地域で移転準備をする人に支払いました。

芦屋はすでに3月に管理処分計画を済ませたので、これをひっくり返すのは徳島市以上に厳しいところです。徳島市は4~5億円…これも市のいざこざで無駄になった費用と思うとと痛い出費です……。



・春日集会所はなくなるの?

これ僕の認識ではすでに集会所は残されることで決定だと思っているのですが…。

打出教育文化センター、打出公園、春日集会所の統廃合問題です。すべてを一つにまとめてきれいに整備しよう!ということですが、打出教育文化センターが集会所としても使うにはやっぱりちょっと無理があったのかな、使えるスペースが限られているかなという感じです。

それが一体化可能な計画を立てられるのだったら僕はまとめてもよいと思っていました。

防災拠点って言っても中に取り込める人数は春日町の住民数に対してごくわずかですし、築年数も50年以上だったと記憶しています。老朽化の面でもメンテ費用が高いです。

歴史もあるし残したい、という地域の思いは分かるんですけどね…稼働率も30~40%で市内ではワースト3に入るのも、利用が進む活路を見出したかったところです。


まずは行政に一体化計画を作らせてみて、議会や地域で確認して、問題点を洗い出す。ということをしたかったのですが、「春日集会所を無くす」というワードが全面に出てきたのでなんというか最初はいいスタートが切れていなかったなと感じました。

でも統廃合の話が立ち消えた後は、打出公園の整備など地域の住民や大学生のワークショップが定期的に開かれ、結構楽しそうに計画が進んだ感じがします。何はともあれ今はそんなに地域のフラストレーションを感じていません、良かったです。



・子どもの医療費無償化はするの?

芦屋でも子ども医療費の無償化はしているんですが…。これを聞くのはやはり「所得制限に関わらず」無償化をしてほしいという声をよく聞きます。

芦屋で子ども医療費無償化の拡大は今のところ現行のままです。

他市でもどんどん進んでいるので芦屋もここ数年でやらざるをいけないと思いますし、それを進めるためには議員から声を上げないとなと思います。


実は僕は3年くらい前に子ども医療費無償化をしたら子どもの受診回数とか医療費補助費とかめちゃくちゃ増えるんじゃないかと市に問題提起したことがあります。

平成27年から所得制限ありのこども医療費「無償化」が始まったんですね、そこから利用回数はやはり増えています。というものを示したのが上のグラフです。(平成27年度で制度が変わったので助成の集計方法が変わってます)

そこで気にしたのが小児科、地域のクリニックがパンパンで数時間待って診察してもらうような事態になっていないか?という点です。実際に一部のクリニックでは2~3時間待ちの状況だったりするので問題があると感じています。

一応、市としては「市全体では逼迫した状況は観られない」という考えで、補助をしていくことで子どもの健康促進に寄与しているという見解でした。

大した症状がないけど受診する、いわゆるコンビニ受診というものは芦屋市でも一定あるとグラフからは読み取れるので、その辺りの懸念もありますが、それも含め子どもの健康を守るために医療費助成の拡大は進めても良いかと思っています。

一部のクリニックへの受診者の集中というところに解決策が欲しいところ…。一目でわかる一括管理の予約システムとか、芦屋の医師会さんとも相談しながら考えてもらいたいです。



他、この候補予定の方の政策ってどうなの?というのあれば、現用の市政と比較してお話できると思います。個人的に候補予定の方の政策面白いなとか、目を引くものもあるのでちょっと注目してみたいと思います。

あさうみ洋一郎 -芦屋みらい-

兵庫県芦屋市で日本維新の会の市議会議員として政治活動をしています。 ただいま31歳、7歳の娘と3歳の息子を子育てしながら活動しています!

0コメント

  • 1000 / 1000