3年保育とゴミ処理施設

昨日は民生文教常任委員会でした

が、議案は無し、ということなので調査項目の「3年保育」の話題と新たに作る「ゴミ処理施設」についての報告を受けました


3年保育について

こちらは岩園幼稚園で来年度から本格実施することが決まりました

定員は25名です、今年は定員割れもありましたが、来年度は定員が割れている状況を見て再び応募が集まるのではないかなと思います。

3年保育の教育の部分における検証をされていました、幼少期から家庭を離れて別の社会の中で活動することは確かに良いことです

が、その部分だけだと他の幼稚園・保育所でも選択肢に入るので、なぜ公立幼稚園に入れたいのか?というニーズを掴まないと入園希望者はまた減ってくるだろうと思います。

飽くまで行政は「3年保育がより良い教育に繋がる」という考えをベースに事業を進めているので、人集めのためではないのですが……このままだと公立幼稚園の園児がいなくなるのでは?という危機感は皆が持っています

ちなみに僕の周りでは、のびのびした環境や地域の身近な友達ができるという思いで公立幼稚園に入れた方が多い気がします。そこをもっと伸ばして発信していければ…と思います。

ゴミ処理施設について

今ある既存施設はもう老朽化がひどく更新が必要。

また当時は人口増加を加味して大きな焼却炉を用意しましたが、実際は半量分にも満たないゴミ量を毎日処理しています。

西宮のゴミ処理施設とまとめて芦屋のゴミも焼却してもらう話もありましたが、とん挫。

ということで新たな焼却施設を建てようとしています。

焼却施設の完成・稼働予定は2033年(令和15年)

今回は加えて、資源化施設も作るや否やの話があります、こちらの完成・稼働は2027年(令和9年)、この施設では粗大ゴミと缶・ビン・ペットボトルを取り扱います。

芦屋市はゼロカーボンシティの実現を宣言しています。ゼロカーボンとは温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにすることです。 温室効果ガスは二酸化炭素(CO2)などですね。

そしてこれは完全に無くすのではなく、ゴミを燃やしてCO2が出ました、けれども燃やした熱で発電して発電した分、本来エネルギーを産むために必要なCO2分は節約されました。

というふうに足し引きをしてトータル0にしていこうという考えです。


全て燃やすとやはりCO2排出量は増える、だから分別は必要。

ということは事実ですが、分別してリサイクルするためには運搬やリサイクル処理にまたエネルギーを使い、その時には温室効果ガスが発生します。

芦屋市は資源ごみをリサイクル業者に渡しました、だから芦屋市の温室効果ガスがゼロになる、一方で業者が海外に輸出したりリサイクルできない分を焼却したりで全国スケールで見ると温室効果ガスが排出されています、ということになると根本的な解決にはなりません。

日本はゴミを燃やして熱エネルギーに転換するサーマルリサイクルが主流ですので、現状はそちらの方が温室効果ガスの総排出量は少なくなるのでは?とも考えています。

ただ以前にPETボトルリサイクル推進協会さんの記事を見たときに、ペットボトルリサイクル回収率がさらに増えればCO2排出量など、環境負荷が抑制されるという話です

今は容器の中身が汚れていたり使えない素材だったりと分別後も2〜3割は破棄しています。またそもそも燃やすゴミに捨てられてしまう資源ごみもあるので、そういったものがきちんと回収されて全国でリサイクルが進めば効率化が進み、より少ないエネルギーで再資源化ができるということですね。

この辺りも踏まえて今年度にペットボトルゴミの活用方針を決めていきます。

あさうみ洋一郎 -芦屋みらい-

兵庫県芦屋市で日本維新の会の市議会議員として政治活動をしています。 ただいま31歳、7歳の娘と3歳の息子を子育てしながら活動しています!

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