打出公園(お猿公園)のオリが議論に
昨日2/16は建設公営企業常任委員会がありました
芦屋病院の経営プランなどが示される中、賛否が分かれたの陳情がありました
最近ニュースにも取り上げられましたが、打出公園に残された猿の檻を巡る問題です
かつて打出公園には猿が飼われてたという檻があり、それに由来してお猿公園とも呼ばれています
うちの子も幼稚園で公園に遊びに行くので猿が昔いたんだよと教えてくれました
↑のサイトで打出公園を載せて頂いています
この檻の周りの柵は既に撤去されています
この檻は村上春樹さんがデビューした作品の中でも書かれている描写があり、知る人ぞ知るスポットになっているようです
ただ一度建て替えられているので当時の檻とは変わっていますが……
しかし公園のリニューアル工事でこの檻は撤去されるという話が進んでいます
檻も30年以上残され老朽化が進み、利用者に危険が及ぶかもしれないという、また公園のスペースを広く占有しているので公園利用の幅が狭まるということもあります
ここで市民の意見が割れています
日本でも類を見ない公園の猿檻は文学にも残された価値ある財産ではないかと何らかの形で残したいという考えと、これからの公園利用に向けては老朽化、金属音の騒音や死角を作る危険などデメリットの面などを理由に撤去する必要があるという考えです
陳情内容は打出公園リニューアルの内容をもっと広く市民に知らせてアンケートを実施してほしいという内容でした
実際に公園リニューアルのアンケートは実施されていますが、打出小槌町内に限られているので町外の利用者もいるだろうと思われます
僕の考えとしては、やはり子どもが使う公園でもあるので撤去が望ましいと考えています
子どもがボールやものをぶつけて遊ぶと騒音が出て周りに迷惑をかけますし、上に登るなど危険な遊びでケガをすることも考えられます
またオリの裏側は周囲から見えづらく犯罪に利用されるという心配もあります
利用する方にとっての最善を考えては檻の存続は難しいところかなというのが正直な思いです
ただ、今回はリニューアルに伴う調査が不十分で市民意見を集めたいという趣旨でしたので、市にはもう少し丁寧に意見集約をして頂きたいと陳情を採択すると委員会で決めました
残すべきではないと考える議員もいますので今後どうなるかわかりませんが、多くの市民の方々に理解して頂けるような計画を進めてもらいたいです
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